何かひとつ楽しみを

 受験生活を送る中で、唯一楽しみにしていたことがある。

 それは、週に1度だけスターバックスで勉強をすることだった。これは、私にとって最高の息抜きだった。

 予備校の無機質な自習室とは打って変わって、お洒落な空間、お洒落れなBGMがあり、美味しいドリンク、そして可愛い店員さんがいる。

 私は毎日予備校にジャージやスウェットを着て通っていたが、この日だけはお洒落をして過ごしていた。お洒落な空間にお洒落をした自分を置くことで、まるで大学生にでもなった気分になっていた。「はやくこっち側の人間になりたいな。」とあこがれを抱くことで、勉強へのモチベーションを上げていた。この週に1度の息抜き(勉強はしていたが)のおかげで、1週間を乗り越えることができた。  

 受験生のみんなには、何かひとつでいいから楽しみを見つけて欲しい。楽しみなことばかりをして遊んでいたら合格への道は遠ざかるが、楽しみを一つも持たないと毎日が辛いだろう。私の周りには、毎週土曜日に志望校の食堂でお昼ご飯を食べる者もいれば、毎日寝る前にYou Tubeを見ることを楽しみにしている者もいた。毎日頑張るみんななら、このくらいの息抜きをしても罰は当たらないよ。

それは努力してないだけ

暗記科目、あるいは単語や熟語を覚えるのが苦手と言っている受験生は、ただ単に努力を怠っているだけだ。

日本史や世界史、政治経済などの暗記科目は、実は偏差値を上げるのが一番簡単な科目。だって、覚えればいいだけだから。努力を怠っているだけなのにこのような科目を”苦手科目”と言っている受験生は、「私は努力してませーん。」と堂々と公言しているだけだ。

実に恥ずかしい。

私は日本史を泣きながら覚えていた。「徳田秋声」がいつまでたっても覚えられなかったのが懐かしい。私は日本史の点数を、自分の努力量の評価の数字であると考え、必死になって覚えていた。それでも、校内テストで勝てない相手がいると心底悔しかった。

勉強や受験に対しての熱量は人それぞれ。”いい大学に行きたい”とか、”将来のために努力したい”とか、”親の期待にこたえたい”などの考えがなくあまりやる気がなければ、努力する必要はない。それが君の人生だし努力しないで成績が伸びないでいるのも全部自分が招いていることだ。やる気があるのに行動に移せていない人も同じだ。

やる気があるなら、言い訳せずに努力してみてほしい。その評価の数字をあげられるのは君の努力しかない。

まだ手遅れじゃないよ。

将来の自分を楽しく想像しよう

受験勉強中、ずっとつらい思いをして、どん底に沈みながら勉強をしていてはだめだ。合格にはつながらない。

将来に希望を抱いているからこそ、勉強を頑張れるはず。

合格したら髪を切って染めて好きな服を買って新しい友達ができてバイトもサークル活動も勉強も充実して、あわよくば可愛い彼女ができる。そんな、受験生にとって夢のような生活を私は思い描いていた。浪人生も現役生も、これからますますつらい時期に入っていくと思う。思うように勉強が進まない、成績に伸び悩む、友人や親からの期待に応えられない、そして原因のわからない、漠然とした不安に押しつぶされそうになることもあると思う。私は自習室で人知れず泣いたことが何度もある。

そんなとき、一度深呼吸をして、好きな音楽を一曲聴きながら自分の将来を思い描いた。曲が終わるころには頑張れる自分がそこにはいた。受験生のみんなには将来の自分を楽しく想像しながら勉強してほしい。つらいことを乗り切るためには希望が必要だ。希望があれば、そこにたどり着くために努力できると思う。人生つらいことばかりじゃないよ。